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about コラージュ
コラージュ(仏: 英: collage)とは現代絵画の技法の1つで、フランス語で「糊付け」という意味があります。 新聞の切り抜き、壁紙、包装紙などを組み合わせることで、特殊な効果を出す現代絵画の技法のことを指しますが、 特別な決まり事がないので、自分の好きなものを好きなだけ詰め込み、アレンジできるのが魅力です。 最近ではマスキングテープやシール、スタンプ、レースペーパーなどを組み合わせたガーリーなデザインのコラージュ作品が多く見られます。
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コラージュの種類
一言で「コラージュ」と言っても様々な種類があります。絵画としてのコラージュは、ジョルジュ・ブラックとパブロ・ピカソらの「パピエ・コレ」(=「何かをのり付けした紙」という意味)が最初と言われています。日本で行われる、貼り絵やちぎり絵などもパピエ・コレの一種です。また、コラージュには他にも、写真を部分的な要素として引用し平面に切り貼りする写真作品やアンリ・マティスが始めた「フローラル・コラージュ」と呼ばれる特に花・草などの植物素材から制作するものなど様々な種類があります。
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コラージュの基本
1.使う素材を決める
コラージュの基本はどれも「切って」「ちぎって」「ぺたぺた貼る」だけ。 まずは、コラージュのテーマや素材で"一番好き!"と思うもの、"これは必ず入れたい!"と思うもの=コラージュの主役を決めてください。
数は欲張らずに1~3個程度にするとイメージしやすいかもしれません。 その次は、選んだ主役となる素材をじっと見つめてみてください。すると「このイラストにはこの色が合いそう」「このレースと相性がよさそう!」というイメージが膨らんでいくと思います。そこからは自分の思う通りに素材を並べてみてくださいね。2.背景を考えてみる
一つのパターンを使うだけではなく、色違い、柄違いなど何種類か重ね合わせることで 単調な印象を無くすことができます。ひとつのものだけが主張しているのではなく、ベースの上に少しずつ重ねてみたりすると雰囲気が出ます。
3.色の引き算してみる
色の強すぎるものをたくさん入れると、まとまりがなく素材同士がケンカをしているように見えてしまうので、色の配分も重要です。 「この色、多すぎるかな?」と思ったら、その上にレースやマスキングテープなどを重ねて分量を減らしてみると上手くまとまります。 また、柄と柄を合わせたいけどごちゃごちゃする!というときは、分量を変えたり間に無地のものを重ねてみると表情が和らぐので試してみてくださいね。